看護師時代回想

ここ数日コーチングをする機会が続いている

こうして目の前に来ることを日々丁寧に

大切にしたいご縁を大切に

久しぶりに訪問看護でお伺いしていた20代のご夫婦を想う

20代前半の可愛い方で、末期がんで自宅に戻り

ご主人と一緒に看取りの場面に立ち会わせていただいた方

痛みのコントロールのための麻薬で眠っていることが多かったので

ご主人とお話をさせていただく時間も多くあり

病気になってからの色々な関わりの中で

妻を本当に尊敬しているし素晴らしい人だと思った、といつも色々な話を聴かせてくれた

ご主人もまだ若いのに素敵な方だった

彼女はランキングで１位になっていた闘病blogを通して

同じ病気の方々の光としてのお役目を果たしていて

たくさんの方々の心に勇気や希望を与えていて

微睡の中にいて想像以上の痛みもあっただろうに

ケアをすると必ず笑顔で「ありがとう」と目を見て言ってくれるような方で

ご主人や周りの方、フォロワーの方々、とにかく全ての人に対して

自分の辛さや苦しさがある中でもいつも心からの感謝の言葉を伝えていた

亡くなってから身体をご主人ときれいに整えながら

思わず、本当に幸せな人生でしたねと言ってしまった私に一瞬驚いた様子だったけれど

常に感謝に溢れて生きることがどれだけ尊く幸せかということをお伝えしたら

確かにそうですねと仰ってくれて

もちろん長く健康に生きることも大切だし

まだまだやりたいことはあったと思うし

周りの方たちにとってもあまりに若い死に、虚しさや悲しさはあると思う

でも、彼女はお役目を果たし、天命を全うして還っていったんだなと思った

どんな心の在り方で日々を生きるかの大切さを学ばせていただいた

それまでは、病気は何かに気付くために起きているという確信を持っていて

もちろんそんな意味合いもあると思うけれど

それだけではないと教えてくれた方

すべての命にはお役目があって、やりたいことがあって生まれてきていることを

教えてくれた方

彼女の魂はもう地球のどこかに転生しているような氣がする